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“Microsoft Flow”を「Excel」から直接利用 ~他のサービスと連携、作業を自動化

専用のOffice アドインがプレビュー公開

“Microsoft Flow”が「Excel」から直接利用できるように

 米Microsoftは23日(米国時間)、“Microsoft Flow”が「Excel」から直接利用できるようになったことを発表した。「Excel」で選択している行をメールや“Twitter”で共有したり、他のサービスと連携させたり、データの加工・複製・インポート・通知といった処理を自動化できる。

 “Microsoft Flow”は、さまざまなアプリケーションやサービスを組み合わせた一連の手続き(ワークフロー)をビジュアルでデザインし、自動実行できるサービス。条件分岐やスケジュール実行、プッシュ通知にも対応しており、“タスクを毎日メールでリマインドする”“メールの添付ファイルをオンラインストレージへ保存してプッシュ通知する”といった処理を簡単に記述できる。テンプレートが豊富に用意されており、目的にあったものを選んでパラメーターを設定するだけで利用できるのも魅力だ。

 「Excel」から直接“Microsoft Flow”を利用するには、「Microsoft Flow for Excel」アドインのインストールが必要。リボンの[挿入]タブにある[アドイン]-[ストア]コマンドでアドインライブラリへアクセスし、“Microsoft Flow”を検索して追加しよう。追加したアドインは、[データ]タブ右端の[Flow]ボタンから利用可能。サイドパネルが開いて、ワークフローの作成やトリガー(実行)が可能となる。

リボンの[挿入]タブにある[アドイン]-[ストア]コマンドでアドインライブラリへアクセスし、“Microsoft Flow”を検索して追加
追加したアドインは、[データ]タブ右端の[Flow]ボタンから利用可能

 「Microsoft Flow for Excel」は「Excel 2016」以降、「Excel 2016 for Mac」、“Excel Online”に対応しており、現在プレビュー版が無償で利用可能。ただし、ワークフローを実行するにはドキュメントが“OneDrive for Business”または“SharePoint”に保存されていなければならない。また、行を選択してワークフローを実行するには、あらかじめデータをテーブルに変換しておく必要があるので注意したい。

ソフトウェア情報

「Microsoft Flow for Excel」プレビュー版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.2(18/07/17)