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オンラインサービスを組み合わせて自動実行する“Microsoft Flow”のポータルが刷新

ナビゲーションパネル、インスタントコマンド、“制御”アクションの導入で使いやすく

 米Microsoftは10月29日(米国時間)、“Microsoft Flow”ポータルのデザインを改善したことを発表した。10月リリースの一環だという。

 “Microsoft Flow”は“○○したら××する”といった一連の手続き(フロー)をビジュアルでデザインし、自動実行できるサービス。“一定の時間が経過したら”“フィードが配信されたら”“メールを受信したら”といったイベントをきっかけ(トリガー)にして、さまざまオンラインサービスを“アクション”として組み合わせることが可能。“タスクを毎日メールでリマインドする”“メールの添付ファイルをオンラインストレージへ保存してプッシュ通知する”といった処理を簡単に記述できる。一般的な処理であれば、豊富に用意されたテンプレートから目的のものを選択し、パラメーターを設定するだけで実現することも可能だ。

 新しいポータルデザインの特徴は、画面左側に設けられたナビゲーションパネルだろう。このパネルには、画面上部に設けられていた[マイ フロー]や[承認]といったメニューが移設されている。また、これまで画面右上の“歯車”メニューにおさめられていた[接続]や[カスタム コネクタ]といったメニューも、ここから簡単にアクセスできる。今後のオプション追加も視野に入れ、メニューがグルーピング可能になっているのも特徴。ナビゲーションパネルが場所をとって邪魔に感じる場合は、“ハンバーガー”(横三本線)アイコンをクリックして開閉できる。

 また、“マイ フロー”のリストも刷新された。他のサービスと一貫性のあるデザインとなり、マウスオーバーでフローの実行・編集・共有といったコマンドへアクセスできるようになっている。

メニューは開閉可能なナビゲーションパネルに集約。“マイ フロー”のリストも刷新

 さらに、フローデザイナーにもいくつかの改善が盛り込まれている。たとえば、トリガーがカテゴリ分けされ、以前よりも探しやすくなった。アクションを追加するボタンも[新しいステップ]ボタンに統一。従来は“アクション”を追加するボタンと“条件”を追加するボタンが分けられていたが、新しいデザインでは状況にかかわらず[新しいステップ]ボタンを押せばよい。

カテゴリ分けされたトリガー

 それに伴い、“条件”はアクションの1つとして扱われるようになった。[組み込み]タブにある[制御(Control)]アクションを挿入すれば、条件分岐・繰り返し・スコープなどを設定できる。

条件分岐・繰り返し・スコープなどは[制御]アクションに