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「VMware Workstation 15」がリリース ~4K/HiDPI環境やDirectX 10.1をサポート
REST APIで仮想マシンの管理タスクやテストプロセスを自動化することも可能
2018年9月28日 06:15
米VMwareは9月24日(現地時間)、仮想PCソフト「VMware Workstation 15」をリリースした。「VMware Workstation 15」では、4K/HiDPIに対応した新しいユーザーインターフェイスが導入されたほか、新しいREST APIやDirectX 10.1がサポートされている。
「VMware Workstation」は、1台のPC上で複数のOSを仮想マシン(VM)として実行できるツール。対応OSはWindows/Linuxで、動作には64bit版のCPUとOSが必要。“Player”と“Pro”がラインナップされており、“Player”は個人利用および非商用に限り無償で利用できる。“Player”の商用ライセンスは18,565円(税込み)、“Pro”のライセンスは30,877円(税込み)。Mac向けの「VMware Fusion 11」は、「macOS Mojave」の一般提供に歩を合わせる形で先行公開されている。
最新版となる「VMware Workstation 15」では、高DPI環境のサポートが拡充。ホストのDPIの変更を検知して「VMware Workstation」のレイアウトを調整したり、ゲスト(仮想マシン)OSのDPIをホストのDPIにあわせられるようになった。ただし、ホストゲストともにOSが「Windows 10 バージョン 1703」以降である必要がある。
また、仮想ハードウェアもアップデート。3GBまでのグラフィックスメモリとDirectX 10.1がサポートされた。Direct3D 10.1はただのDirect3D 10.0のマイナーチェンジのようだが、アンチエイリアスシェーダーとジオメトリシェーダーの追加により、DirectX 11ゲーム・アプリの多くをフォールバック動作させることができる。仮想マシンで実行可能なソフトを大きく広げる改善といえるだろう。
そのほかにも、Mac向けの「VMware Fusion 10」ですでに導入されているREST APIが利用できるようになった。仮想マシンの管理タスクやテストプロセスを自動化するのに役立つ。
また、「Windows 10 バージョン 1803」以降の環境で“One-Click-SSH”と呼ばれる機能がサポートされた。仮想マシンビューの右クリックメニューからすばやくLinux仮想マシンのセキュアシェルへ接続できる。この機能は「VMware Workstation Pro」のみで利用可能だ。
ソフトウェア情報
- 「VMware Workstation Player」
- 【著作権者】
- VMware, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用のみ)
- 【バージョン】
- 15.0.0(18/09/24)