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Oracle、「VirtualBox 6.0」ベータ版を公開 ~“Oracle Cloud Infrastructure”と統合

ユーザーインターフェイスにも改善が加えられる

「Oracle VM VirtualBox 6.0」

 米Oracleは10月22日(現地時間)、仮想マシンソリューション「Oracle VM VirtualBox」の次期バージョン「Oracle VM VirtualBox 6.0」のベータ版を公開した。現在、“download.virtualbox.org”から無償でダウンロードできる。

 「Oracle VM VirtualBox」は、デスクトップでx86ベースシステムの仮想マシンを複数作成・実行できるソフト。オープンソースで開発されており、Windows、Mac、Linux、Solarisが公式にサポートされている。

 「Oracle VM VirtualBox 6.0」では、同社のクラウドサービス“Oracle Cloud Infrastructure(OCI)”との統合が図られた。仮想マシンを“OCI”へエクスポートする機能が実装されているという。

 また、これに伴いユーザーインターフェイスにも変更が加えられている。たとえば、仮想マシン一覧の上部に[Tools]セクションが設けられた。ここをクリックすると、メインパネルを“Welcome”(初期画面)、“Media”(仮想ディスクの管理)、“Network”(仮想ネットワークの管理)および“Cloud”(クラウドプロファイルの管理)の各画面へ切り替えることが可能。ツールバーもメインパネルへ移され、画面に応じたコマンドを表示するようになった。

ユーザーインターフェイスも変更。メインメニューやツールバーのコマンドがコンテキストに応じて変わるように

 そのほかにも、仮想マシンの実行時にVRDEオーディオドライバーを着脱できるようになった。ゲストコントロールのためのAPIも拡充されている。

 なお、本バージョンはプレリリース版であり、実稼働端末での利用は推奨されていない。早期評価とテストを目的とした利用にとどめておくべきだろう。

実稼働端末での利用は推奨されていないので注意

ソフトウェア情報

「Oracle VM VirtualBox」Windows向けベータ版
【著作権者】
Oracle Corporation and/or its affiliates
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0 Beta 1(18/10/22)