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Microsoft Researchのドローン・車シミュレーター「AirSim」が「Unity」に対応
豊富なアセットや使いやすいC#開発環境といった「Unity」のメリットを享受できる
2018年11月15日 13:13
米Microsoftは11月14日(現地時間)、自動運転シミュレーター「AirSim」が「Unity」でも利用できるようになったことを発表した。
「AirSim」は、同社の研究機関“Microsoft Research”が中心となって開発を進めているオープンソースのシミュレーター。「Unreal Engine」がベースとなっており、仮想空間でドローンや自動車を操作できる。
もともとは画像認識やディープラーニング、強化学習といったAI技術を応用した自動制御技術を研究するためプラットフォームとして開発されたものだが、汎用のフライトコントローラーで操作したり、風景をキャプチャーして楽しむことも可能。車両を制御したり、データを取得するためのAPIも整備されており、さまざまなプログラミング言語からアクセスできるのも魅力だ。
今回発表された「AirSim on Unity」は、「AirSim」を「Unity」プラットフォームで利用できるようにしたもの。豊富なアセットやパフォーマンス、使いやすいC#開発環境といった「Unity」エンジンのメリットを享受できる。また、独自の機械学習プラグイン「Unity ML-Agents Toolkit」と組み合わせて利用することも可能。「AirSim on Unity」を簡単に体験できる空間アセットとして、「Windridge City」が無償提供されている。