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「設定」で時刻を手動同期 ~「Windows 10 19H1」Build 18290が“Fast”リングに

プレビュービルドの有効期限切れ(timebomb)に注意、最新版への更新を

「Windows 10 Insider Preview」Build 18290

 米Microsoftは11月28日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18290(19H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。2週間ぶりのリリースとなる本ビルドでは、ユーザーインターフェイスにいくつかの改善が導入されたほか、「設定」アプリで時刻を手動で同期できるようになっている。

 Windows 10の日付・時刻は基本的に自動で同期されるが、同期に失敗して時刻がずれることはときどきある。また、タイムサービスが無効になっている場合は手動で時刻を同期する必要がある。しかし、従来は「コントロール パネル」の深い層へアクセスしないと手動同期の画面へたどり着くことができず、不便だった。

「コントロール パネル」から時刻の手動同期画面へアクセス

 Build 18290ではこの問題が解決されており、「設定」アプリの[時刻と言語]-[日付と時刻]セクションから簡単に手動同期できるようになった。最後に同期が成功した時刻や同期を行ったタイムサーバーも確認できる。本機能が現在のところドメインに参加していないPCでのみサポートされているが、いずれはすべての環境で利用できるようになるとのこと。

 なお、同社は“Insider Preview”ビルドの有効期限切れ(timebomb)に注意するよう呼び掛けている。有効期限を過ぎたビルドでは、1日に1回警告が表示されるようになるので、最新版へのアップデートが必要だ。“Insider Preview”ビルドの有効期限は“winver”コマンドなどで確認できる。

“Insider Preview”ビルドの有効期限は“winver”コマンドなどで確認できる