システム部分に新しいライトテーマを導入 ～「Windows 10 19H1」Build 18282

「Windows 10 19H1」Build 18282で導入されたシステムワイドなライトテーマ

　米Microsoftは11月14日（現地時間）、「Windows 10 Insider Preview」Build 18282（19H1）を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。本ビルドでは、システムワイドな“ライト”モードが新たに導入されている。

　「Windows 10」は“白（ライト）”と“黒（ダーク）”のカラーモードを備えており、［設定］アプリの［個人設定］－［色］セクションで切り替えられる。しかし、このカラーモードの切り替えが反映されるのは“アプリ”だけだ。タスクバーや［スタート］画面、“アクション センター”といった“システム”部分には影響を与えない。既定のシステムカラーは“ダーク”モードに近いため（“アクセント カラー”を適用することは可能）、“ライト”モードを選択するとデザインに統一感がなかった。

　そこで本ビルドでは、従来の“アプリ モード”に加え、“Windows モード”を選択できるようになった。“アプリ モード”と同様“白”と“黒”が切り替え可能で、“白”を選択すると新たに導入されたライトテーマをシステム部分に適用することができる。

従来の“アプリ モード”に加え、“Windows モード”を選択できるように（色の選択設定は、既定で“カスタム”。システム・アプリでカラーモードを個別に指定できる）

　また、“色を選択する”というプルダウンを操作すれば、“Windows モード”と“アプリ モード”の両方を“白”にしたフルライトモードや、両方を“黒”にしたフルダークモードを楽しめる。ちなみに、本ビルドへアップデートした直後の初期設定は、システム・アプリのカラーモードを個別に指定できる“カスタム”。“Windows モード”は“黒”に、“アプリ モード”はユーザー設定を継承した値になっているはずだ。

“フルライト”モード

“フルダーク”モード

　ライトテーマはまだ洗練されておらず、タスクトレイの白い「OneDrive」アイコンが背景色に埋もれて見えづらいといった問題を抱えているが、これは今後のビルドで改善されていくはずだ。また、この作業の一環としてライトテーマにマッチした壁紙が用意されている。ライトテーマを利用する場合は、こちらも試していただきたい。