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「Windows 10 19H1」Build 18282が“Fast”リングに ~ライトテーマなど新機能を多数追加
印刷機能の改善やナレーターの強化にも注目
2018年11月15日 10:30
米Microsoftは11月14日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18282(19H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。現在、“Windows Update”からアップデートできる。
Build 18282の目玉としては、システム部分に適用される“ライト”テーマ、スクリーンショット機能におけるウィンドウキャプチャー、“Windows Update”の改善が挙げられるが、そのほかにもいくつかの変更が盛り込まれている。
まず、標準の印刷ダイアログでライトテーマがサポートされた。プリンターの名前が長い場合に折り返し表示されるようになった点や、“印刷の向き”や“ページ”オプションにアイコンが追加された点も、細かいながら気の利いた改善といえるだろう。
次に、ディスプレイの輝度管理に改良が加えられた。これまではバッテリー駆動へ移行した際、ディスプレイが暗くなるべきところが逆に明るくなるケースが見受けられたが、「Windows 10 19H1」では輝度の調整を保存するときに電源に接続されているかどうかも併せて記録されるようになったため、このようなことが起こらなくなっているという。
また、アクセシビリティ関連の機能も強化されている。たとえば、スクリーンリーダー機能「ナレーター」に重要な部分だけを読み上げるオプションが導入された。従来の「ナレーター」は些細なことまですべて読み上げるため、肝心な情報が聞き取りにくくなるのが難点だったが、この問題が緩和される。