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Linux/WSLを正式サポート ~macOS向けパッケージマネージャー「Homebrew 2.0.0」が公開
管理者権限不要、Windows 10/Mac/Linux共通で利用できる
2019年2月4日 12:53
macOS向けのパッケージマネージャー「Homebrew」の最新版「Homebrew 2.0.0」が、2月2日に公開された。本バージョンでは、LinuxとWindows 10が正式にサポートされた。
「Homebrew」は、アプリケーションやコンポーネント、ライブラリなどの管理を円滑に行うためのパッケージ管理ツール。コマンド(“brew install wget”など)で簡単にMacアプリを導入・更新・削除できるようにしたもので、Linuxでいえば「APT」「Yum」、Windowsでは「Chocolatey」に相当する。
「Homebrew 2.0.0」では、Mac以外にもLinuxを正式にサポート。“Windows Subsystem for Linux(WSL)”上で動作するLinuxでも利用可能となり、Windows 10/Mac/Linux共通で利用できるようになった。
Linuxで動作する「Homebrew」は「Linuxbrew」と呼ばれており、「Homebrew」とは別のリポジトリでパッケージが管理されている。ダウンロードしたパッケージはホームディレクトリにインストールする仕組みになっているため、パッケージを導入する際に管理者権限(“sudo”コマンド)が不要となっている。