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Apple、Windows版「iTunes 12.9.4」「iCloud 7.11」を公開 ~多数の脆弱性を修正

「iTunes」では“Apple Music”のユーザーインターフェイスを改善

Apple、「iTunes 12.9.4 for Windows」を公開

 米Appleは3月25日(現地時間)、「iTunes 12.9.4 for Windows」および「iCloud for Windows 7.11」を公開した。

 「iTunes 12.9.4 for Windows」では、“Apple Music”の[見つける]タブがアップデートされた。エディターがお勧めする情報が従来より多く、1ページにまとめて表示されるようになり、新しい楽曲やプレイリストに出会える機会が増えた。

「iTunes」では“Apple Music”のユーザーインターフェイスを改善

 また、脆弱性の修正も行われている。“CoreCrypto”で特権昇格が起こる欠陥、「WebKit」で任意コードの実行やクロスサイトスクリプティング、サンドボックスの迂回、情報漏洩が発生する不具合など、CVE番号ベースで19件の問題が修正された。

 一方、「iCloud for Windows 7.11」ではCVE番号ベースで20件の脆弱性が修正された。「WebKit」の欠陥に加え、インストーラーで任意のコードが実行される恐れのある問題への対処が行われているという。

 「iTunes for Windows」および「iCloud for Windows」は64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフト。現在、同社のWebサイトからインストーラーをダウンロードできる。すでに導入済みの場合は「Apple Software Update」から最新版へ更新することも可能。また、「iTunes for Windows」は“Microsoft Store”からも入手できる(Windows 10のみ)。