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Dropbox、ファイル検索機能を強化 ~デスクトップアプリと“dropbox.com”で

アプリには検索ボックス、Webにはファイル形式によるフィルタリングを実装

「Dropbox」v69.4.102

 Dropbox Japan(株)は3月27日、オンラインストレージ“Dropbox”におけるファイル検索機能の強化を発表した。デスクトップ向けクライアントアプリと“dropbox.com”でいくつかの改善が導入されているという。

デスクトップ向け「Dropbox」アプリ(Windows/Mac/Linux)

デスクトップ向け「Dropbox」アプリで検索ボックスが利用できるように

 まず、デスクトップ向け「Dropbox」アプリで検索ボックスが利用できるようになった。タスクトレイに常駐する「Dropbox」アプリのアイコンをクリックすると、同期処理の状況などを表示するパネルが現れるが、このパネルの一番上に検索ボックスが追加されている。同機能は一部ユーザーに対して先行配信されていたが、今回、正式にリリースされたようだ。

 この検索ボックスの最大の利点は、ローカルと同期されていないファイルも含め、“Dropbox”のすべてのファイルを検索できることだ。「Dropbox Paper」のドキュメントや、選択型同期機能でダウンロードの対象から外しているファイルもここから探し出せる。“Dropbox Professional”や“ Dropbox Business”であれば、文書ファイル、スプレッドシート、プレゼンテーションなどのファイルに含まれるテキストも検索可能。画像内のテキストを自動認識する機能(OCR)が利用可能ならば、画像やPDFファイルに含まれるテキストも検索できる。

“dropbox.com”

“dropbox.com”ではファイル形式による絞り込みがサポート

 一方、“dropbox.com”ではファイル形式による絞り込みがサポートされた。画像や文書ファイル、PDFなど、10種類の中から好みのファイル形式を指定すると、その形式のみをフィルタリングしてファイルをリストアップできる。検索結果を最終更新日順に並べる機能も近日提供予定だ。

 そのほかにも、検索速度も改善された。同社はこの1年間で検索機能の最適化に取り組んできたが、その結果、1年前と比べて65%ものパフォーマンス向上を果たしたという。

ソフトウェア情報

「Dropbox」Windows版
【著作権者】
Dropbox Inc.
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
69.4.102(19/03/22)