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ブータブルUSBドライブ作成ツール「Rufus」がWindows 8.1/10のISOダウンロードに対応

イメージファイルのダウンロードからメディアへの書き込みまでがこれ一本で

「Rufus」v3.5

 ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v3.5が、3月28日に公開された。64bit版を含むWindows 7以降に対応しており、現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。また、フットプリントが小さく、軽快に動作するのも特徴。類似ソフトの2倍の速さでインストールメディアを作成できるのが魅力だ。

 今回のアップデートの目玉は、Microsoftが公式に配布している「Windows 8.1」や「Windows 10」のISOイメージファイルをダウンロードする機能が追加されたこと。イメージファイルのダウンロードからメディアへの書き込みまで、ブータブルUSBドライブの作成プロセスを「Rufus」単体でカバーできるようになった。

 「Rufus」で「Windows 8.1」や「Windows 10」のISOイメージファイルをダウンロードするには、まず[選択]ボタンをプルダウンメニューから[ダウンロード]へ切り替えてクリックする。すると、イメージファイルのダウンロードスクリプトが読み込まれ、OSの種類やバージョン、言語などを指定するためのダイアログが現れる。ちなみに、このダウンロードスクリプト(PowerShell)は単体でも利用可能で、“GitHub”のプロジェクトページから入手できる。

イメージファイルのダウンロードスクリプトが読み込まれ、OSの種類やバージョン、言語などを指定するためのダイアログが現れる

 イメージファイルのダウンロードが完了すると、それが「Rufus」にセットされる。あとは通常通り[スタート]ボタンからメディアへの書き込みを開始すればよい。

 そのほかにも、本バージョンでは「メディア作成ツール」が生成するイメージファイルから「Windows To Go」のメディアを作成する機能がサポートされた。また、ログの拡充や警告の追加なども行われている。

「Rufus」のログ画面

ソフトウェア情報

「Rufus」
【著作権者】
Pete Batard 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5(19/03/28)