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アドビ、新元号“令和”の合字を“Adobe Font”へ追加 ~4月中に完了予定

「小塚明朝」を皮切りに「小塚ゴシック」「源ノ角ゴシック」へも

アドビ、新元号“令和”の合字を“Adobe Font”へ追加

 アドビシステムズ(株)は4月1日、“Adobe Fonts”で提供している日本語およびPan-CJKフォントに新元号“令和”の合字を追加する方針を明らかにした。4月30日までにアップデートを完了する予定とのこと。

 同社は「小塚明朝」「小塚ゴシック」「源ノ角ゴシック」の各フォントで“明治”、“大正”、“昭和”、“平成”の各元号を構成する2文字を全角1文字に入るように圧縮してデザインした、いわゆる“合字(リガチャ)”を従来より提供している。新元号“令和”の合字も同様に提供される予定で、同日より制作が開始されたという。

 新元号の合字には“U+32FF”のコードポイントが割り当てられており、“国際符号化文字集合(UCS)”にも収録される予定。同社は縦組み・横組みの2パターンの合字を制作し、4月のはじめ頃のアップデートを予定する「小塚明朝」を皮切りに、フォントサービス“Adobe Fonts”で提供するフォントへ段階的に追加していく。

縦組み・横組みの2パターンの合字を制作

 なお、今回のフォントアップデートでフォント名の変更はない。“Adobe Fonts”ですでに対象となるフォントをアクティベートしている場合は、一旦それをディアクティベート(アクティベートの解除)し、再度アクティベートを行うことで新元号の縦組み・横組みの合字が利用可能となる。