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Adobe、「Acrobat DC」「Acrobat Reader DC」のセキュリティパッチを公開

任意コードの実行や情報漏洩につながる可能性のある不具合を修正

「Adobe Acrobat DC」v2019.010.20099

 米Adobe Systemsは4月9日(現地時間)、「Adobe Acrobat DC」および「Adobe Acrobat Reader DC」のセキュリティアップデートを予告通り公開した。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB19-17)によると、今回のアップデートで修正された脆弱性はCVE番号ベースで21件。情報漏洩につながる恐れのある境界外読み取りの脆弱性(深刻度“Important”)や、任意コードの実行に悪用される恐れのある境界外書き込み、型混乱、解放後メモリ利用(Use-after-free)、ヒープオーバーフローの脆弱性(深刻度“Critical”)が修正されている。セキュリティアップデートの適用優先度はすべての製品で“2”とされており、30日程度以内を目安に以下の最新版へのアップデートが推奨されている。

  • 「Acrobat DC」(Continuous)v2019.010.20099(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC」(Continuous)v2019.010.20099(Windows/Mac)
  • 「Acrobat 2017」(Classic 2017)v2017.011.30138(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC 2017」(Classic 2017)v2017.011.30138(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC」(Classic 2015)v2015.006.30493(Windows/Mac)
  • 「Acrobat DC」(Classic 2015)v2015.006.30493(Windows/Mac)

 「Acrobat DC」および「Acrobat Reader DC」はWindows/Macに対応しており、同社のWebサイトからダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、自動アップデート機能で最新版へ更新できる。