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定番バックアップソフト「BunBackup」がv6.0に ~2年半ぶりのメジャーバージョンアップ

新規作成ウィザードを追加。トースト・高DPI環境をサポートし、使い勝手を向上させる

「BunBackup」v6.0

 定番の高速バックアップソフト「BunBackup」の最新版となるv6.0が、4月21日に公開された。2年半ぶりのメジャーアップデートとなる本バージョンでは、“新規作成ウィザード”を追加するなど、使い勝手の向上が図られている。

 「BunBackup」は、シンプルなユーザーインターフェイスと、豊富な機能で長年人気を保っているバックアップソフト。バックアップ対象とバックアップ先を指定するだけで使い始めることが可能で、ミラーリングや世代バックアップ、さまざまな条件での除外指定、Windowsによりロックされたファイルのバックアップなどをサポートする。「Firefox」や「Thunderbird」など、一部アプリに関しては専用のバックアップ設定を用いて手軽にバックアップすることも可能で、初心者から上級者まで幅広くお勧めできる。

 v6.0の目玉は、「BunBackup」の初期設定を行う“新規作成ウィザード”が追加されたこと。バックアップするコンテンツやその保存先などを案内に従って指定するだけで、簡単にバックアップ設定を作成できる。このウィザードは「BunBackup」の初回起動時に自動で表示されるが、それ以外にも[ファイル]メニューから呼び出すことが可能だ。

バックアップの初期設定を行う“新規作成ウィザード”が追加

 また、バックアップの完了を通知する機能がWindows 8以降の“トースト”に対応した。通知の挙動をOS側からも制御できるのが利点だ。高DPI環境にも対応し、最近のWindowsにおける使い勝手を向上させている。

 そのほかにも、64bit版「BunBackup」でバックアップコンテンツの暗号化がサポートされた。32bit版では「Blowfish」アルゴリズムを利用した暗号化にもともと対応していたが、あとから追加された64bit版ではまだサポートされていなかった。v6.0では広く普及している「AES」アルゴリズムを利用した暗号化が64bit版でも行える。

 「BunBackup」はWindows 7/8/10に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。開発に貢献したい場合は、「バックアップ入門」という電子書籍(無償)を“BOOTH”で購入できる(500円)。

ソフトウェア情報

「BunBackup」
【著作権者】
Nagatsuki 氏
【対応OS】
Windows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
6.0(19/04/21)