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“令和”対応の「macOS Mojave 10.14.5」「iOS 12.3」では脆弱性の修正も

「Safari」「Apple TV」「tvOS」「watchOS」にもセキュリティアップデートが提供

「macOS Mojave 10.14.5」

 米国時間5月13日にリリースされた「macOS Mojave 10.14.5」や「iOS 12.3」などのApple製品では、脆弱性の修正も行われている。脆弱性対策情報ポータルサイト“JVN”が対策を呼び掛けている。

 “JVN”が公開した脆弱性レポート(JVNVU#93988385)によると、以下のApple製品には脆弱性が存在する。

  • iOS 12.3 より前のバージョン
  • Safari 12.1.1 より前のバージョン
  • Apple TV Software 7.3 より前のバージョン
  • tvOS 12.3 より前のバージョン
  • watchOS 5.2.1 より前のバージョン
  • macOS Mojave 10.14.5 より前のバージョン
  • macOS High Sierra(Security Update 2019-003 未適用)
  • macOS Sierra(Security Update 2019-003 未適用)

 想定される影響は製品により異なるが、アクセス制限不備や権限昇格、サービス運用妨害(DoS)、サンドボックスの回避、情報改ざん、情報漏洩、任意コードの実行につながる恐れがある。“JVN”は最新バージョンへのアップデートを推奨している。

 なお、「macOS Mojave 10.14.5」の「Safari」には“Microarchitectural Data Sampling(MDS)”脆弱性の緩和策も含まれている。ただし、下記モデルではIntelによるマイクロコードアップデートが提供されていないため、緩和策が適用されないとのことなので注意したい。

  • MacBook(13-inch, Late 2009)
  • MacBook(13-inch, Mid 2010)
  • MacBook Air(13-inch, Late 2010)
  • MacBook Air(11-inch, Late 2010)
  • MacBook Pro(17-inch, Mid 2010)
  • MacBook Pro(15-inch, Mid 2010)
  • MacBook Pro(13-inch, Mid 2010)
  • iMac(21.5-inch, Late 2009)
  • iMac(27-inch, Late 2009)
  • iMac(21.5-inch, Mid 2010)
  • iMac(27-inch, Mid 2010)
  • Mac mini(Mid 2010)
  • Mac Pro(Late 2010)