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フリーのパケット取得・プロトコル解析ソフト「Wireshark」v3.0.2が公開

CVE番号ベースで1件の脆弱性を修正。旧バージョンにも更新を提供

「Wireshark」v3.0.2が公開

 オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版v3.0.2が、5月21日に公開された。本バージョンでは、Windows版インストーラーに付属する「Qt 5.12.1」が「Qt 5.12.3」に、「Npcap 0.992」が「Npcap 0.995」へとアップデートされた。不具合や脆弱性の修正も行われている。

 リリースノートによると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで1件。「Wireshark」のディセクターエンジンがクラッシュする不具合が解決された。一部の脆弱性は旧バージョンにも影響するため、修正版のv2.6.9/v2.4.15が同日付けでリリースされている。

 「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、v2.4系統は7月19日で初回リリースから2年を迎え、サポート期間が満了となる。まだ利用しているユーザーはそろそろ新しいバージョンへの移行を検討すべきだろう。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.2(19/05/21)