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みんなの力でWebを安全に ~Googleが不審なサイトを報告できるChrome拡張をリリース
「Google Chrome 75」には普段アクセスするサイトと紛らわしい偽サイトを警告する機能も
2019年6月19日 08:00
米Googleは6月18日(現地時間)、不審なサイトを手軽に“セーフ ブラウジング”へ報告できる拡張機能「Suspicious Site Reporter」を公開した。「Google Chrome」に対応する拡張機能で、現在“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロード可能。
“セーフ ブラウジング”は、フィッシング詐欺やマルウェア、不要なソフトからユーザーを保護するために、2007年に立ち上げられたサービス。「Google Chrome」だけでなく、「Firefox」などのWebブラウザーでも広く採用されており、フィッシングやマルウェアなどの脅威から毎日30億を超えるデバイスを保護しているという。
今回リリースされた「Suspicious Site Reporter」拡張機能を導入すると、閲覧サイトに不審な点がある場合に、拡張機能のアイコンをオレンジ色にして警告してくれる。拡張機能のボタンを押してパネルを開けば、そのページが怪しいとされる具体的な理由と“セーフ ブラウジング”へ通報するためのボタンへアクセスできる。
“セーフ ブラウジング”へ通報された怪しいWebサイトはGoogleで審査され、悪意あるものであると判断されると、すぐさま他のユーザーにも共有される。同社が以前リリースした「Password Checkup」拡張機能と併せて活用したい。
そのほかにも、紛らわしいURLを警告する機能が「Google Chrome 75」に追加されることもアナウンスされた。
この機能は、ユーザーが普段利用しているURLとアクセス先のURLを比較し、混同しやすいURLであるとと判断されると警告を発し、いつも利用しているURLへ誘導する画面を表示する。たとえば、“google.com”へアクセスするつもりで“go0gle.com”というWebサイトへアクセスしようとすると、“google.com”ではないのかと注意を促してくれる。ユーザーをだましたり、混乱させようとする悪質なWebサイトに対する保護として期待できる。
ソフトウェア情報
- 「Suspicious Site Reporter」
- 【著作権者】
- google.com
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.13(19/06/18)