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「Windows 10 20H1」Build 18922がプレビュー公開 ~言語設定が大きく改善
「フィードバック Hub」アプリも使いやすく
2019年6月20日 10:00
米Microsoftは6月12日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18922(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。Build 18922では「フィードバック Hub」アプリが改善され、新規に投稿する際、すでに似たフィードバックがないかチェックできるようになったほか、言語周りの設定が改善されている。
まず、「設定」アプリの[時刻と言語]-[言語]セクションに新しい概要ビューが追加された。このビューでは“Windows Display(OSの表示言語)”や“App & websites(アプリやWebサイトの表示言語)”、“Regional format(通貨や日付の表示形式)”、“Keyboard(キーボードの言語)”、“Speech(読み上げの言語)”といった項目ごとに、現在どの言語が設定されているかを一覧することが可能。項目を選択すれば、当該項目の設定画面へジャンプすることもできる。
また、言語機能のインストール画面もアップデートされた。言語機能をセットアップする際、たとえば[音声認識]オプションには[音声合成]オプションが必要となる(依存関係がある)ため、従来のインストール画面では[音声認識]オプションがONになっていると、[音声合成]オプションがONの状態でグレーアウトする仕組みになっていた。しかし、この挙動には何も説明がないので、チェックボックスのON/OFFとグレーアウトの関係がわかりづらい。
そこでBuild 18922ではオプションの依存関係がインデントで表現されるようになったほか、必須のオプションが“必要な言語機能”欄に明記されるようになった。また、インフォメーションボタンをクリックすれば、それぞれのオプションの役割がポップアップで表示されるようになった。従来のインストール画面と比べると、かなり親しみやすくなっているのがわかる。
「Windows 10 20H1」は、Windows 10の次々期機能アップデート。テスト中に大きな問題がなければ、来年の春に正式リリースされる予定だ。