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「Silverlight」のサポートは2021年10月12日に終了 ~IE10対応は来年1月まで

ブラウザープラグインからHTML5への移行が進む

「Silverlight 5」Build 5.1.50918.0

 米Microsoftは「Microsoft Silverlight」のサポートを2021年10月12日に終了する。7月19日(現地時間)、注意を喚起するドキュメントを自社のサポートサイトで公開した。

 「Microsoft Silverlight」は、ビデオやアニメーションを利用した、いわゆる“リッチコンテンツ”を再生するためのWebブラウザー用プラグイン。さまざまな環境をカバーしたマルチプラットフォームソリューションで、Windows上の「Internet Explorer」「Google Chrome」「Firefox」やMac上の「Safari」に対応するほか、かつては同社のモバイルOS「Windows Phone 7」のアプリケーションプラットフォームとしても利用されていた。

 しかし、ブラウザープラグインからHTML5への移行が進むなか、近年ではWebブラウザーによるサポート停止が相次いでいる。「Silverlight」そのもののアップデートも最近は滞っており、今年1月に新元号“令和”へ対応したのが約1年半ぶりの更新だった。

 なお、「Silverlight」開発プラットフォームは現在、「Internet Explorer 10」と「Internet Explorer 11」でサポートされているが、「Internet Explorer 10」でのサポートは2020年1月31日で打ち切られるため、それ以降は「Internet Explorer 11」でしか利用できなくなる。