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“Twitter”の「TLS 1.2」移行で「Tween」が接続不能に ~修正版のv1.7.4.0が公開(8月5日追記)
老舗クライアント「Janetter」も同様の問題を修正
2019年7月30日 13:58
フリーのTwitterクライアント「Tween」の最新版v1.7.4.0が、7月30日に公開された。“Twitter”へ接続不能となっていた問題が修正されている。
7月25日(米国時間)より、古い「TLS 1.0」「TLS 1.1」は“Twitter API”へ接続できなくなり、「TLS 1.2」が必須となっている。「Tween」が“Twitter”へ接続できなくなっていたのは、これが影響しているという。他の老舗クライアントでも、同様の問題が発生しているものがあるようだ。
作者によると、「Tween」はWindows XPでの動作も考えて「.NET Framework 4」での開発が続けられていたが、今回の問題はそのことも原因の1つとなっている(接続の規定値は「SSL 3.0」「TLS 1.0」)。Windows XPも「.NET Framework 4」もすでにサポートが終了しているため、今後のアップデートでは必要となる「.NET Framework」のバージョンが引き上げられる可能性があることが示唆されている。
そのほかにも、本バージョンでは無償で利用できなくなっていた“Google Maps”が“Bing Maps”へ変更されているという。
「Tween」は、10年以上の開発歴を持つ老舗のTwitterクライアントソフト。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ご迷惑おかけしております。接続できない問題を修正したバージョンをリリースしました。ご査収くださいhttps://t.co/tgxHGMSAoQ
— TweenApp (@TweenApp)July 30, 2019
8月5日編集部追記: 同様の問題が発生していた「Janetter」も8月4日付でバージョンアップし、Twitter APIへ接続できなくなった不具合が修正された。なお、「Janetter」はTwitter側のユーザー認証数上限に達しているため、原則的にアカウントを新規登録できないので注意。
7月30日17:30編集部追記: 7月30日16:00付けで作者サイトの情報が更新され、Windows XP/Vistaは「TLS 1.2」に非対応で、「Tween」側では対応が不可能であるため、対応OSからWindows XP/Vistaを除外したという。また、Windows 7でも動作しないという報告があるが、.NET Framework関連をアップデートすることで動作する可能性があるとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Tween」
- 【著作権者】
- kiri_feather 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.7.4.0(19/07/30)