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TDF、「LibreOffice 6.2.6」を公開 ~安定性・堅牢性を重視したエンタープライズ向け
「LibreOffice 6.2.6」「LibreOffice 6.3.0」で3件の脆弱性が修正されているので注意
2019年8月19日 09:30
The Document Foundationは8月14日(ドイツ時間)、「LibreOffice 6.2.6」を公開した。40件を超える不具合と機能後退(リグレッション)が修正され、安定性と品質が向上している。
「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在“libreoffice.org”から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。
先日、新機能を積極的に盛り込んだ「LibreOffice 6.3」が正式リリースされたが、今回リリースされた「LibreOffice 6.2.6」は、古い「LibreOffice 6.2」系統の最新版となる。新機能の充実よりも安定性・堅牢性を重視しており、エンタープライズ向けに最適とされている。
なお、本バージョンでは以下の3件の脆弱性が修正されているので注意。これらは「LibreOffice 6.3.0」でも対策されている。
- CVE-2019-9850:「LibreLogo」スクリプトの実行を許可するURLの検証が不十分な問題
- CVE-2019-9851:“CVE-2019-9848”対策として導入された「LibreLogo」スクリプトのブロックがドキュメント単位であった問題。グローバルスクリプトイベントでも検証を行うように修正
- CVE-2019-9852:ディレクトリトラバーサルの欠陥(CVE-2018-16858)への対策がURLエンコード攻撃によってバイパスされる問題
ソフトウェア情報
- 「LibreOffice(最新版)」Windows版
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors
- 【対応OS】
- Windows 7/8/Server 2012/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.3.0(19/08/08)
- 「LibreOffice(安定版)」Windows版
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.2.6(19/08/14)