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QRコードを使って直接ファイルを送受信する機能を追加した「Opera Mini」最新版が公開

同一Wi-Fiに接続している端末同士でインターネット回線を介さずにファイルを送受信

「Opera Mini」

 ノルウェーのOpera Softwareは9月23日、Android向けWebブラウザー「Opera Mini」の最新版を公開した。最新版では、QRコードを使って直接ファイルを送受信する“オフラインファイル共有”機能が追加されている。

 “オフラインファイル共有”機能は、同一Wi-Fiに接続している端末同士で、インターネット回線を介さずに直接ファイルを送受信できる機能。ファイルを送信したい端末でQRコードを表示し、受信したい端末でそのQRコードを読み込むだけで送受信が行える。

 利用するにはまず、送信側の端末で画面右下にある[Opera]ボタンから[ファイル共有]画面を開き、端末内のファイルを選択する。ファイルは音楽や動画、画像などのジャンルごとにリストアップされ、複数のファイルを一括で選択することも可能。ファイルの選択後に[送信]ボタンをタップするとQRコードが表示される。

 次に、受信側の端末でも[ファイル共有]画面を開き、画面上部の[受信]をタップするとカメラが起動する。あとは送信側の端末に表示されたQRコードを読み取れば、ファイルの受信が可能になる。

[Opera]ボタンから[ファイル共有]を選択
[ファイル共有]画面でファイルを選択
[送信]ボタンをタップするとQRコードが表示される
受信する側の端末でQRコードを読み込む

 「Opera Mini」は、受信ファイルを圧縮するといった方法で通信量を抑えることができるWebブラウザー。Androidに対応するフリーソフトで、編集部にてAndroid 9で動作確認した。編集部で試用した際のバージョンは44.1.2254.143214。

ソフトウェア情報

「Opera Mini」
【著作権者】
Opera Software AS
【対応OS】
Android
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
44.1.2254.143214(19/09/23)