ニュース

Git/GitHubの使い方を学べる対話型チュートリアルを搭載した「GitHub Desktop 2.2」

Windows/Macに対応する“GitHub”公式の無償デスクトップクライアント

「Git」と“GitHub”の基本的な使い方を学べる対話型チュートリアルを搭載した「GitHub Desktop 2.2」

 米GitHubは10月2日(現地時間、以下同)、「GitHub Desktop 2.2」を正式リリースした。本バージョンの目玉は、「Git」と“GitHub”の対話型チュートリアルが搭載されたこと。

初期画面で[Create a tutorial repository]ボタンを押す

 チュートリアルを開始するには、初期画面で[Create a tutorial repository]ボタンを押す。すると、“GitHub”でチュートリアル用のリポジトリが作成され、ローカルPCにクローン(複製)される。続いて「GitHub Desktop」の画面右側に“Get started”と書かれたサイドパネルが現れるので、その手順に従ってコードエディターのインストール、ブランチの作成、ファイルの編集、コメントの追加(コミット)、“GitHub”への公開、プルリクエストの作成とマージを行っていこう。これでいわゆる“GitHub Flow”と呼ばれる、「Git」と“GitHub”の使い方を学ぶことができる。「GitHub Desktop」で“GitHub Flow”を行う上で便利なキーボードショートカットも一通り学べるので、経験者も一度チュートリアルを体験してみるとよい。

サイドパネルの案内に従って“GitHub Flow”を実践

 「GitHub Desktop 2.2」に搭載された対話型チュートリアルはまだ初期バージョンで、これからも改善される予定。「GitHub Desktop」のユーザーでなくても、“desktop.github.com”からチュートリアルをダウンロードして試すことができる。

「GitHub Desktop 2.2」に搭載された対話型チュートリアル

 そのほかにも、本バージョンでは“GitHub Actions”のワークフローファイルを“GitHub”へプッシュできるようになった。また、「CodeRunner」と「VSCodium」が外部エディターとしてサポートされている。

 「GitHub Desktop」は、“GitHub”公式のデスクトップクライアントソフト。リポジトリをGUIで管理できるほか、“GitHub Flow”を用いた開発がシームレスに行えるように設計されている。たとえば「GitHub Desktop 1.6以降ならば、リポジトリの状態に応じて次にどの“GitHub Flow”アクションが必要なのかを提案してくれる。対応OSはWindows/Macで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。執筆時現在の最新版は、10日にリリースされたv2.2.1。

ソフトウェア情報

「GitHub Desktop」
【著作権者】
GitHub, Inc.
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2.1(19/10/10)