GitHub、モバイル向け「GitHub」アプリを発表 ～iOS版をベータリリース、Androidも

GitHub、モバイル向け「GitHub」アプリを発表

　米GitHubは11月13日（現地時間）、サンフランシスコで開催中のイベント“GitHub Universe 2019”で、モバイルアプリ「GitHub for mobile」を発表した。現在、iOS版がベータ版として利用可能（テストプログラム“TestFlight”への登録が必要）。Android向けにも間もなくリリースされるという。

　モバイル用「GitHub」アプリは、数行で済むコードの確認や変更のマージ、簡単なディスカッションなどをその場で行えるようにするアプリ。緊急な対応な必要な問題へ、どこにいても迅速に対処できる。空き時間を有効に活用したい場合にも役立つだろう。

　また、モバイルならではの機能も充実している。たとえば、OSの設定に応じて“ダーク モード”が適用可能。ユーザーへのメンションをデバイスへプッシュ通知することもできる。多様な画面サイズにも対応しており、スマートフォンではなくiPadで多くの情報をより効率よく処理したいといったニーズにも応える。

“ダーク モード”やiPadにも対応

　そのほかにも、“GitHub Universe 2019”では“GitHub”の新機能が数多く発表されている。

• “GitHub Actions”、“GitHub Packages（旧：GitHub Package Registry）”の一般リリース
• “github.com”でのコードナビゲーション。Ruby、Python、Goで関数定義へのジャンプや参照箇所のチェックが可能
• コード検索の改善。大文字・小文字の区別や特殊文字に対応（限定ベータ）
• プルリクエストの自動アサイン。ラウンドロビンとロードバランスの2方式を選択できる
• レビューが滞っているプルリクエストを“Slack”へリマインド
• 「GitHub Enterprise Server 2.19」のリリース
• 通知の改善。絞り込みやインライン返信、管理がより簡単に（限定ベータ）
• “GitHub Sponsors”では個人だけでなく、チームで金銭的サポートを受けられるように
• パブリックリポジトリを後世に残す“GitHub Archive Program”。北極圏の非武装地帯・スバーバル諸島にある廃鉱へ1,000年耐えうる保存施設を建設