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UIを刷新、ベンチマーク機能も強化した「CrystalDiskMark 7」が正式リリース
定番の無償ストレージベンチマークソフト
2019年11月5日 09:00
定番ストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark」の最新版「CrystalDiskMark 7」が、11月1日に“Twitter”で公開された。約2年ぶりのメジャーバージョンアップだ。
「CrystalDiskMark」は、ストレージのデータ転送速度を測定できるベンチマークソフト。エンジンにはMicrosoft製の「DiskSpd」が利用されており、キューやスレッドの数を指定したシーケンシャルリード&ライト、ランダムリード&ライトの計測が行える。
「CrystalDiskMark 7」では、ユーザーインターフェイスを刷新。これまでHTMLベースであったものが、GDI/GDI+ベースへと全面的に書き換えられた。フォントを変更するオプションや、表示倍率を切り替えるオプションも追加されている。
機能面では、シーケンシャルテストやランダムテストの刷新が行われた。システムの最大性能を測るピーク性能評価と、一般的な利用を想定した現実性能評価のためのプロファイルが導入されたほか、リード・ライト混合テストが追加され、従来よりも多角的にストレージの性能を評価できるようになった。
そのほかにも、デフォルトのオプションが“-ag”から“-n”へ変更された。環境によってはCPUのポテンシャルをより引き出せるようになったようだ。また、本バージョンよりZIP版とインストーラー版にARM64向けバイナリが同梱されるようになっている。
1枚目:-ag オプション (Ver. 6)
— hiyohiyo (@openlibsys)October 29, 2019
2枚目:-n オプション(Ver.7 デフォルト)
CrystalDiskMark 7 のオプションによって、CPUの使い方が全然異なります。この部分はマニュアルに書いておかないとなぁ・・・。
※チマーク結果への影響は環境次第です。pic.twitter.com/gaEP4p941a
「CrystalDiskMark」は、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。ただし、インストーラー版の対応OSはWindows Vista以降に変更されているので注意。ZIP版はWindows XPでも引き続き利用できる。
ソフトウェア情報
- 「CrystalDiskMark」
- 【著作権者】
- ひよひよ 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.0.0(19/11/01)