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海外の友人からのメッセージを母国語に自動翻訳 ~「Skype 8.54」がロールアウト

従来の組み込み翻訳機能“Skype Translator”に代わる新しい翻訳機能

「Skype for Windows Desktop」v8.54.0.138

 米Microsoft傘下のSkypeは11月12日(現地時間)、「Skype」の最新版v8.54をリリースした。新たに“翻訳された会話(Translated Conversation)”と呼ばれる機能が実装されている。

 従来の「Skype」にも翻訳機能は組み込まれていたが、“翻訳された会話”はそれに代わる新しい翻訳機能だ。外国語を話す相手から送られてくるインスタントメッセージが受信者が指定した言語に翻訳され、自動で置き換えられる仕組みとなっており、あたかも海外の友人と母国語で会話しているかのような感覚で利用できる。

あたかも海外の友人と母国語で会話しているかのような感覚でチャット。原文を確認することも可能

 “翻訳された会話”機能を有効化するには、まずチャット画面で相手のプロフィールアイコンをクリックする。するとプロフィール画面を開くことができるので、“会話の翻訳”というセクションを見つけよう。あとはここで言語を指定し、“翻訳の依頼を送信”を押せばよい。相手が翻訳を許可すれば、相手の発言が自分の指定した言語に自動翻訳されるようになる。

“翻訳の依頼を送信”し、相手が許可すれば、会話が指定した言語へ自動翻訳されるように
執筆時現在、日本語を含む11カ国語に対応

 なお、この機能はデスクトップ版(Windows/Mac/Linux)、Web版(web.skype.com)、モバイル(iPhone/iPad/Android)で利用可能。段階的に解放されているためアップデートしてもすぐには利用できないことがあるが、その場合はしばらく待つとよいだろう。