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「Skype」に「ほんやくコンニャク」機能? 音声認識+自然言語処理で異言語対話を容易に

話した言葉を即座に翻訳して自分の声とテキストで伝達。2023年にリリースへ

「Skype」に個人の声によるリアルタイム翻訳(Real-Time Translations)機能

 米Microsoft傘下のSkypeは12月14日(現地時間)、「Skype」に個人の声によるリアルタイム翻訳(Real-Time Translations)機能を追加する計画を明らかにした。今後数カ月以内にグループビデオ通話と音声通話に導入するという。

 この機能は、人工知能(AI)を用いた音声認識技術と自然言語処理を組み合わせたもので、ビデオ通話から話者の言語を自動で検出し、話者の声を希望の言語へリアルタイムに翻訳して字幕テキストと音声で相手に伝える。翻訳というよりは「通訳」に近い機能といえるだろう。

 同社によると、話した言葉をサンプリングし、自分の声を翻訳の音声にすることも可能で、より人間らしい会話を実現できるという。これがあれば異なる言語を話す人同士のコミュニケーションはより簡単、かつ自然になるだろう。いずれは『ドラえもん』で有名な道具「ほんやくコンニャク」のように使えるようになるかもしれない。

 この機能は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語など、さまざまな言語で利用可能(日本語への言及はない)。通話中に[…]メニューから翻訳を有効にするだけで利用できるとのこと。

通話中に[…]メニューから翻訳を有効にするだけで利用できる
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