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GitHub、ゲーム制作イベント“Game Off 2019”の受賞者を発表
キャラではなくウィンドウを操作してプレイするゲームなど、ユニークな作品が多く制作される
2020年1月21日 06:45
米GitHubは1月14日(現地時間)、ゲーム制作イベント“Game Off 2019”の受賞者を発表した。このイベントは、プログラマーやデザイナーが協力し、与えられたテーマに沿ったゲームを限られた時間で製作する“ゲームジャム”形式で毎年催されているもの。今回は“leaps and bounds”というテーマで、昨年11月の1カ月間開催された。
見事1位に輝いたのは、ゲームエンジン「Godot」で製作されたプラットフォーマー(「マリオ」シリーズに代表されるジャンプアクション)ゲーム「Sealed Bite」。いずれ狼男になってしまう呪いを解くため、クリスタルのかけらを求めて森を冒険するゲームだが、爽快なアクションと美しいピクセルグラフィックスが参加者に感銘を与え、ゲームプレイ部門とグラフィックス部門で栄冠を勝ち取った。
なお、本作はWindows/Mac/Linuxでプレイ可能だが、ゲームパッドの利用が推奨されている。
2位は、未来の忍者を操り、3Dの迷宮を探索するゲーム「Retrochase」。マウスでポイントした位置へテレポート(障害物はすり抜けられない)しながら、敵を斬り、さまざまなギミックをクリアしていく、パズル要素とアクションが融合した作品だ。Unity/C#で開発されており、Windowsでプレイできる。
3位は、Windowsで遊べる「GameMaker」製のゲーム「BLAWK」だ。本作が面白いのは、キャラクターではなくアプリケーションウィンドウを操作してプレイするところ。この斬新さが評価され、イノベーションカテゴリーの最優秀作に選出された。
なお、マルチモニター環境では正常に動作しないことがあるようだ。
そのほかにも、「コモドール64」向けのレトロゲームやローグライクシューティング、モバイルパズルゲームなど、200を超える作品が制作された。いずれも“GitHub”でソースコードが公開されているので、興味のあるユーザーはプレイしてみてほしい。