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「Thunderbird」プロジェクトがMozilla財団の完全子会社MZLA Technologiesへ移管される

独立により組織の柔軟性・俊敏性を高めつつ、今後も“Mozilla ファミリー”の一員として活動

“The Mozilla Thunderbird Blog”

 「Thunderbird」プロジェクトがMozilla Foundationの完全子会社MZLA Technologies Corporationに移管されたことが1月28日(米国時間)、公式ブログ“The Mozilla Thunderbird Blog”で発表された。寄付や収益のためのパートナーシップ構築や開発者の雇用を財団とは個別に、独自で行うことによりプロジェクトの柔軟性を高め、これまで不可能であったアイデアの実現に取り組みたい考えだ。

 Mozillaは以前より「Thunderbird」プロジェクトの扱いを模索し、受け入れ先を探していたが、最終的には子会社への移管という形に落ち着いた。「Thunderbird」が“Mozilla ファミリー”の一員であることに変わりはなく、「Firefox」に追従したリリーススケジュールにも変更はないとのこと。

 プロジェクトは今後もオープンスタンダード、ユーザープライバシー、生産性の高いコミュニケーションに焦点を当てながら、オープンソース技術の開発に引き続き取り組んでいくとしている。