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デスクトップをアニメーションGIFキャプチャーする「ScreenToGif」がDirectXゲームに対応
「.NET Framework 4.8」ベースに。DPI設定の異なるマルチモニター環境も実験的にサポート
2020年1月31日 13:45
デスクトップをキャプチャーしてGIFアニメーションを作成できるツール「ScreenToGif」の最新版v2.20が、1月29日に公開された。本バージョンでは「.NET Framework 4.8」への移行が行われたほか、DPI設定の異なるマルチモニター環境の実験的サポート、「DirectX 11.1」や「Desktop Duplication API」を利用したキャプチャーといった新要素が追加されている。
「Desktop Duplication API」は、Windows 8以降で利用できる新しいAPI。従来のGDI(BitBlt関数)を利用した撮影と異なり、全画面モードの「DirectX」ゲームもキャプチャーできるのが利点といえる。「DirectX」のキャプチャーには「SharpDx」ライブラリが必要となるが、[オプション]画面の[外部ツール]セクションに自動ダウンロード機能が搭載されているので、導入は比較的容易だ。
そのほかにも、撮影したスクリーンをファイルではなくメモリキャッシュへ保存する機能や、タスクトレイアイコンをクリックした際に実行されるアクションをカスタマイズする機能が追加された。
「ScreenToGif」は、デスクトップの指定領域を動画キャプチャーし、GIFアニメーションとして保存できるツール。Webカメラの映像や、組み込みのホワイトボードへの描き込みを録画する機能も備える。また、録画した動画を編集する機能も充実しており、動画のカットや2つの動画の結合、リサイズや切り抜き、透かしやテキストの挿入などが行える。動画をAPNG(アニメーションPNG)形式で保存したり、「FFmpeg」を別途ダウンロードしてAVI形式で保存することも可能だ。なお、現在の最新版は、v2.3.1となっている。
ソフトウェア情報
- 「ScreenToGif」
- 【著作権者】
- Nicke Manarin 氏
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.20.1(20/01/30)