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レコーダーのデザインが再設計された「ScreenToGif」v2.27 ~フリーのデスクトップキャプチャーツール

プライバシーに関わる部分にボカシやモザイクをいれる“難読化”機能も強化

「ScreenToGif」v2.27

 デスクトップをキャプチャーしてGIFアニメーションを作成できるツール「ScreenToGif」の最新版v2.27が、9月8日に公開された。本バージョンではレコーダーのユーザーインターフェイスが再設計され、コンパクトモードが選べるようになった。

 「ScreenToGif」は、デスクトップの指定領域を動画キャプチャーし、GIFアニメーションとして保存できるツール。Webカメラの映像や、組み込みのホワイトボードへの描き込みを録画する機能も備える。また、録画した動画を編集する機能も充実しており、動画のカットや2つの動画の結合、リサイズや切り抜き、透かしやテキストの挿入などが行える。動画をAPNG(アニメーションPNG)形式で保存したり、「FFmpeg」を別途ダウンロードしてAVI形式で保存することも可能だ。Windows 7以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。

「ScreenToGif」のメイン画面

 「ScreenToGif」のレコーダーには、ウィンドウの枠をドラッグして撮影領域に合わせる“旧”バージョンと、ドラッグで撮影領域を指定してから撮影を開始する“新”バージョンがある。v2.27では、後者の“新”バージョンがアップデートされ、細部の使い勝手が向上した。

ウィンドウの枠をドラッグして撮影領域に合わせる“旧”レコーダー
ドラッグで撮影領域を指定してから撮影を開始する“新”レコーダー

 たとえば撮影領域を選択した後に右下のノブをドラッグすると、位置を微調整できる。撮影領域を選択する際に発生していたラグも抑えられているという。録画開始からの経過時間ラベルにマウスオーバーすると、保存済みのフレーム数が表示されるようになったのもうれしい変更点だ。

録画開始からの経過時間ラベルにマウスオーバーすると、保存済みのフレーム数が表示される。撮影領域右下のノブをドラッグすると、位置を微調整できる

 さらに、設定画面でコンパクトモードが選択できるようになった。操作に慣れたユーザーであれば、場所をとらないコンパクトモードの方が使いやすいかもしれない。

場所をとらないコンパクトモード
コンパクトモードは設定画面で選択できる

 そのほかにも、ユーザーがマウス入力を行ったときだけフレームをキャプチャーするモードを導入。エディターではプライバシーに関わる部分にボカシやモザイクをいれる“難読化”が強化され、指定エリアを暗くするモードが追加された。また、インストーラーの利用を好まないユーザーのために、アップデートをZIP書庫ファイルとしてダウンロードするオプションが追加されている。

エディターに搭載されているプライバシーに関わる部分にボカシやモザイクをいれる“難読化”機能

ソフトウェア情報

「ScreenToGif」
【著作権者】
Nicke Manarin 氏
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.27(20/09/08)