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「paint.net」v4.2.9が公開 ~さまざまな最適化処理によりメモリ使用量が大幅に削減

パフォーマンスの向上も期待できる

「paint.net」v4.2.9

 米dotPDNは1月31日(現地時間)、無料の画像編集ツール「paint.net」v4.2.9を正式公開した。今回のアップデートでは最適化が随所で図られ、メモリ効率が大きく向上している。

 なかでも恩恵の大きいのが、イメージごとに作成されていたスクラッチ(下書き)バッファーが排除されたことだろう。これにより、アプリケーション全体でメモリの使用量(コミットサイズ)が最大1/3にまで削減されたとのこと。この改善は印刷時のメモリ削減やまれにクラッシュする不具合の解決にも寄与しているという。

 そのほかにも、レンダリング処理とコミット処理でキャッシュを共有する、履歴ファイルの圧縮方式をNTFSからマルチスレッドLZ4へ移行する、最近利用したファイルを開くメニューのサムネイル表示をバックグラウンドスレッドへ移すといった最適化により、パフォーマンスの向上やリソース消費量の削減が図られた。[魔法の杖]ツールなどを利用した複雑な選択が行われている場合のエフェクトレンダリングも高速化されている。

 「paint.net」は、64bit版を含むWindows 7/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフト。現在、公式サイト“getpaint.net”や窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、Windows 10ならばストアアプリ版を“Microsoft Store”から購入可能。価格は820円(税込み)。プロジェクトに金銭的支援を行えるほか、インストール・アンインストール・アップデートなどのメンテナンスが容易になるというメリットがある。

ソフトウェア情報

「paint.net」
【著作権者】
dotPDN LLC、Rick Brewster 氏、contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
4.2.9(20/01/31)