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無料レタッチツール「paint.net」に[量子化]効果が追加
色数を256色以下にしてディザリングできる
2021年4月26日 06:45
米dotPDNは4月21日(現地時間)、無料の画像編集ツール「paint.net」v4.2.16を正式公開した。今回のアップデートでは、[効果]メニューに[色]-[量子化]コマンドが追加された。
[量子化]効果を使用すると、使用する色の数を256以下の任意の値に減少させ、極力元のディティールを失わないようにディザリングすることが可能。パレット生成のアルゴリズムは[8分木]と[中央値カット]から選択できるほか、ディザリングの強度を8段階から選べる。さらに、アルファ値が設定されている画像では、半透明の部分を完全に透明にする閾値を設定することも可能だ。
[量子化]効果は画像をPNG/GIF/BMP形式などで減色して保存する時に行うパレット生成処理のアルゴリズムを使用しており、このアルゴリズムも強化されてパフォーマンスも向上しているという。さらに、[量子化]効果と同様にアルゴリズムを[8分木]と[中央値カット]から選択できるようになった。
そのほか、[ツール]パネルのボタンにショートカットキーが記載されたツールチップを表示するようになるなどの改善や、クラッシュする不具合などの修正も行われている。
「paint.net」は、64bit版を含むWindows 7/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフト。現在、公式サイト“getpaint.net”や窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、Windows 10ならばストアアプリ版を“Microsoft Store”から購入可能。価格は820円(税込み)。プロジェクトに金銭的支援を行えるほか、インストール・アンインストール・アップデートなどのメンテナンスが容易になるというメリットがある。
ソフトウェア情報
- 「paint.net」
- 【著作権者】
- dotPDN LLC、Rick Brewster 氏、contributors
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.2.16(21/04/21)