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ビデオポップアウトを洗練させたデスクトップ向け「Vivaldi 2.11」が正式版に

[F6]キーでUI上のフォーカスを遷移する機能も便利

「Vivaldi」v2.11.1811.33

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは2月12日(現地時間)、デスクトップ向け「Vivaldi」の最新版v2.11を正式公開した。「Vivaldi 2.11」では4つの新機能と85件の修正、そして「Chromium 80」のメジャーアップデート(参考記事)が含まれている。

 ユーザーインターフェイス関連では、動画サイトに埋め込まれたHTML5をポップアップ画面で視聴できるようにするビデオポップアウトを改善。動画コンテンツの中央上部に表示されたアイコンをクリックして、別ウィンドウへ切り離せるようになった。専用のボタンが追加されたことで、より直感的な呼び出しが可能だ。また、動画コンテンツがプレイリストに含まれているならば、前後の動画へ移動するボタンも利用できる。

動画コンテンツの中央上部に表示されたアイコンで、動画を別ウィンドウへ切り離せるように

 そのほかにも、インストール後のデフォルトテーマがOSの設定に応じたものとなった。たとえば、“ダーク テーマ”のOSに「Vivaldi」をインストールすれば、「Vivaldi」も“ダーク テーマ”になる。また、[F6]キーでUI上のフォーカスを遷移する機能も導入された。前に戻りたい場合は、[Shift]+[F6]キーが利用できる。

 デスクトップ版「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.11.1811.33(20/02/12)