ニュース
フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip 7.1.1」 ~MSIXインストーラーとESDイメージに対応
マルウェア対策ソフトとの連携も強化
2020年3月12日 09:02
フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v7.1.1が、3月9日に公開された。今回のアップデートでは、MSIXアプリパッケージとESDイメージがサポートされている。
MSIXは、Windowsアプリケーションで広く採用されているインストールパッケージMSIの後継となるフォーマットで、サンドボックス化によるセキュリティや安定性の向上、ストリーミングインストールや差分アップデートによるストレージ・ネットワークの負担軽減を図ったものだ。一方、ESDはWindowsのインストールディスクなどでよく見かけるイメージファイル形式(“install.esd”など)。WIMイメージを複数まとめたもので、“dism”コマンドを利用すれば内容を調査したり、エクスポートできるが、「PeaZip」でもそうした処理が可能となる。
そのほかにも、アーカイブ内のファイル編集や右クリックメニューを利用したリネームが改善。「Windows Defender」や「Malwarebytes Anti-Malware(MBAM)」といったマルウェア対策ソフトと連携し、[開く]メニューでスキャンを行う機能などが追加されている。
「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフト。幅広い書庫形式をサポートしており、対応フォーマットの数は拡張子ベースで180個にも上る。「エクスプローラー」風のモダンなユーザーインターフェイスを備えており、ファイラーとして利用できるのも特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。
なお、UIが英語の場合は、[Options]-[Language]メニューから“ja”言語ファイルを読み込むと日本語化できる。
ソフトウェア情報
- 「PeaZip」
- 【著作権者】
- PeaZip srl
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 7.1.1(20/03/09)