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フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip 7.1.1」 ~MSIXインストーラーとESDイメージに対応

マルウェア対策ソフトとの連携も強化

「PeaZip」v7.1.1

 フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v7.1.1が、3月9日に公開された。今回のアップデートでは、MSIXアプリパッケージとESDイメージがサポートされている。

 MSIXは、Windowsアプリケーションで広く採用されているインストールパッケージMSIの後継となるフォーマットで、サンドボックス化によるセキュリティや安定性の向上、ストリーミングインストールや差分アップデートによるストレージ・ネットワークの負担軽減を図ったものだ。一方、ESDはWindowsのインストールディスクなどでよく見かけるイメージファイル形式(“install.esd”など)。WIMイメージを複数まとめたもので、“dism”コマンドを利用すれば内容を調査したり、エクスポートできるが、「PeaZip」でもそうした処理が可能となる。

 そのほかにも、アーカイブ内のファイル編集や右クリックメニューを利用したリネームが改善。「Windows Defender」や「Malwarebytes Anti-Malware(MBAM)」といったマルウェア対策ソフトと連携し、[開く]メニューでスキャンを行う機能などが追加されている。

 「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフト。幅広い書庫形式をサポートしており、対応フォーマットの数は拡張子ベースで180個にも上る。「エクスプローラー」風のモダンなユーザーインターフェイスを備えており、ファイラーとして利用できるのも特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。

 なお、UIが英語の場合は、[Options]-[Language]メニューから“ja”言語ファイルを読み込むと日本語化できる。

ソフトウェア情報

「PeaZip」
【著作権者】
PeaZip srl
【対応OS】
64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.1.1(20/03/09)