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「Ruby 2.4」系列の公式サポートが終了 ~後継バージョンへの移行を

「Ruby 2.7」「Ruby 2.6」は通常メンテナンス中。「Ruby 2.5」は2021年3月末まで

「Ruby 2.4」が正式リリース

 スクリプト言語「Ruby」の開発チームは4月5日、「Ruby 2.4」系列の公式サポートを終了したと発表した。「Ruby 2.4」系列は昨年4月からセキュリティメンテナンス期間に入っていたが、公式サポート期間の1年を経過したことにより、予告通り2020年3月31日をもってサポートが打ち切られた。

 「Ruby 2.4」系列は3月31日にリリースされた「2.4.10」が最終版となり、今後新たなリリースは行われない。不具合の修正だけでなく、セキュリティ問題の対応も行われなくなるため、一刻も早い後継バージョンへの移行が必要となる。

 なお、「Ruby」では現在、以下のバージョンがサポートされている。

  • 「Ruby 2.7」系列:現在、通常メンテナンス期間中。累積バグ修正を含むリリースが随時行われるほか、重大なセキュリティ上の問題が発見された場合は緊急リリースが行われる
  • 「Ruby 2.6」系列:現在、通常メンテナンス期間中。「Ruby 2.7」系列と同様、不具合の修正やセキュリティ問題への対応が行われる
  • 「Ruby 2.5」系列:現在、セキュリティメンテナンス期間中。不具合の修正はないが、重大な脆弱性の修正は行われる。2021年3月末で公式サポートを終了する予定

 「Ruby」は現在、公式のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows環境では「RubyInstaller for Windows」の利用が推奨されている。