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「Uno Platform」が「Visual Studio Code」にプレビュー対応、WebAssemblyアプリが開発可能に

C#/XAMLでWebアプリを開発・デバッグ

「Uno Platform」が「Visual Studio Code」に対応

 加nventiveは4月15日(現地時間、以下同)、「Uno Platform」が「Visual Studio Code」に対応したことを発表した。Microsoftの.NETチームは現在、「Visual Studio Code」にWebAssemblyデバッガーを統合する作業を進めているが、そのおかげでプレビュー版ながら「Visual Studio Code」でも「Uno Platform」のWebAssemblyアプリが開発できるようになったという。

 「Uno Platform」は、C#/XAMLで記述したUWPアプリケーションのコードをiOS、Android、Web(WebAssembly)でも動作させられるようにするオープンソースプロジェクト。ライセンスは“Apache License 2.0”。単一のコードベースでクロスプラットフォーム対応のアプリを開発するのが魅力で、Windows 10の「電卓」アプリをクロスプラットフォーム化した「Uno Calculator」などでその実力の片鱗を伺い知ることができる。

 「Uno Platform」でWebAssemblyアプリをデバッグするには、「C#」拡張機能とナイトリー版「JavaScript Debugger」拡張機能が必要。“dotnet new”コマンドで「Uno Platform」のテンプレートをセットアップし、“code ./MyApp”などと実行すれば、アプリのビルドとデバッグが行える。

 「Uno Platform」の最新版は、7日付けでリリースされた「Uno Platform 2.1」。コンパイル時バインディング“x:Bind”や「WinUI」の「TwoPaneView」(2画面端末“Surface Duo”向けのペイン)、「NumberBox」コントロール(増減が可能な数値ボックス)がサポートされている。