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「Uno Platform 3.6」が発表 ~「Project Reunion 0.5」の「WinUI 3」に即日対応

WindowsアプリのC#/XAMLコードをほかのプラットフォームにも再利用

「Uno Platform 3.6」が発表。Apple製品と親和性の高いデザインテーマがプレビュー

 加nventiveは3月29日(現地時間)、「Uno Platform 3.6」を発表した。Microsoftからリリースされたばかりの「Project Reunion 0.5」の「WinUI 3」に即日対応したという。

 「Uno Platform」は、単一のC#/XAMLコードベースでクロスプラットフォーム対応アプリを開発できるオープンソースのフレームワーク(ライセンスは“Apache 2.0”)。Win UIアプリとUWPアプリがデスクトップ(Windows/Mac/Linux)、モバイル(iOS/Android)、WebAssembly(Webアプリ)でネイティブ動作するためのブリッジとして機能する。Microsoftは「WinUI 3/Project reunion」でWin32とUWPに分断されたWindowsアプリ開発の再統合を図っているが、「Uno Platform」はさらにそれをWebやMac/Linux、iOS/Androidにまで拡張するものだ。

「Uno Platform」は.NET 5を基盤に、WindowsアプリのC#/XAMLコードをほかのプラットフォームでも再利用できるようにする

 実例としては、オープンソース化されたWindows 10の「電卓」アプリのコードを再利用し、iOS/Android/WebAssemblyへ移植した「Uno Calculator」が記憶に新しい。「Visual Studio Code」でWebAssemblyアプリを開発するのにも利用できる。

 「Uno Platform 3.6」は「WinUI 3/Project reunion 0.5」のゼロデイ対応に加え、入力コントロールを拡張し日付とファイルの選択が行えるようになったほか、「Uno Gallery」に新しい“Cupertino”テーマがプレビューとして追加された。「Uno Platform」はWindowsの“Fluent”やAndroidの“Material”といったテーマをすでにサポートしているが、Macと親和性の高いアプリも開発できるようになる。

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ファイル選択コントロール。プラットフォームごとにネイティブなものがつかわれる