ニュース
HDD/SSD健康チェックツール「CrystalDiskInfo」v8.5.0が公開 ~UI基盤を刷新
透過コントロールに加え、“Per-Monitor V2”にもしっかり対応。“Dark”テーマも追加
2020年5月8日 08:00
HDD/SSDの動作状況や健康状態をチェックできるソフト「CrystalDiskInfo」の最新版v8.5.0が、5月4日に公開された。本バージョンでは、ユーザーインターフェイスの基礎部分を刷新。MFC(Visual C++向けのUIフレームワーク)でも透過効果を実現できる独自ライブラリ「Priscilla」を採用し、“Per-Monitor V2”にも対応した。
“Per-monitor DPI awareness”は、スケーリング設定の異なるモニター間を移動させても、ウィンドウが適切に拡大表示されるようにする仕組み。「Windows 8.1」以降でサポートされており、「Windows 10 バージョン 1703」以降ならば非クライアント領域(タイトルバーなど)も自動調整される“v2”も利用できる。アプリによる対応が必要となるが、これがあるとないとではマルチモニター環境でのアプリの使い勝手に大きな違いが出る。透過コントロールへの対応といい、ユーザーインターフェイスへのこだわりがうかがえる改善だ。
また、通常版に“Dark”テーマが追加された。特別版“Shizuku Edition”にも黒を基調としたテーマがいくつか追加されている。
そのほかにも、初期設定のフォントが「Tahoma」から「Segoe UI」に変更された。実行ファイルの大きさも削減されているという。
「CrystalDiskInfo」は、HDDやSSDといったディスクドライブの健康状態を監視するツール。ドライブのS.M.A.R.T.情報を取得・表示したり、健康状態を“正常”“注意”“異常”の3段階で評価し、異常を検知した際にポップアップやメールで通知できる。対応OSはWindows Vista以降。ZIP版であれば、Windows XPでも動作する。
通常版のほかにも公式応援キャラクター“水晶雫”が登場する“Shizuku Edition”やIT勉強会コミュニティ“プログラミング生放送勉強会(プロ生)”のキャラクター“プロ生ちゃん(暮井慧)”のテーマを同梱した“Kurei Kei Edition”が用意されており、好みのエディションが選択可能だ。
ダウンロードは現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから行える。最新版は7日付けでリリースされたv8.5.1aで、自動更新機能の不具合と“Dark”テーマの問題が修正されている。
ソフトウェア情報
- 「CrystalDiskInfo」
- 【著作権者】
- ひよひよ 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびServer 2003/2008/2012/2016/2019
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.5.1(20/05/05)