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最大10人の参加者を同時に表示できるグリッドビューが「Skype」でテスト

“モデレート チャット”の導入やリアクションに好みの絵文字を利用する機能も

 米Microsoft傘下のSkypeは5月13日(現地時間)、「Skype 8.60」のプレビュー版を発表した。「Skype 8.59」で導入されたカメラ映像のカスタム背景に加え、最大10人の参加者を同時に表示できるグリッドビューがテストされる。

 また、“モデレート チャット”と呼ばれる新しいグループチャットが追加されたほか、リアクションに利用できる絵文字が拡充された。

 “モデレート チャット”は、メンバーが勝手に他のメンバーをグループから削除できない特殊なグループで、チャットリスト上部にある[+]ボタンから作成可能。先生が生徒を集めてグループディスカッションを行う場合など、メンバーの権限を抑制したいときに適している。

“モデレート チャット”と呼ばれる新しいグループチャットが追加

 一方、リアクションとはメッセージへの反応として追加できるアイコンのことだ。初期設定では表情やハートの絵文字がプリセットされているが、これを“/addreactions”コマンドで追加できるようになった。このコマンドに続いて好みの絵文字を指定すれば、その絵文字をメッセージにリアクションを付ける際に選択できるようになる。追加した絵文字を削除したい場合は“/removereactions”コマンド、リアクションをリセットしたい場合は“/resetreactions”コマンドが利用できる。

リアクションに好みの絵文字を利用

 そのほかにも、スクリーン共有中に簡単なリモート操作を受け付ける機能や、「Skype」が最小化されていても指定したアクションが行えるグローバルショートカット機能が追加された。また、「iOS 13」ではダークテーマもサポートされる。

 プレビュー版「Skype」をテストするには、“Skype Insider”プログラムに参加する。WindowsだけでなくMac、Linux、iOS(TestFlight)、Androidでも利用可能だが、一番手っ取り早いのはWeb版だ。ネイティブアプリが必要な高度なものを除けば、Web版でもたいていの機能が体験できる。