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汚い部屋でも気楽にテレカン ~バーチャル背景に対応した「Skype 8.59」がロールアウト

「Zoom」「Microsoft Teams」で人気の機能が「Skype」でも

バーチャル背景機能が導入された「Skype 8.59」

 米Microsoft傘下のSkypeは4月16日(現地時間)、「Skype」の最新版v8.59をリリースした。デスクトップ(Windows/Mac/Linux)、モバイル(iOS/Android)、Web(web.skype.com)の各プラットフォーム向けに段階的にリリースされる。

 「Skype 8.59」の目玉は、「Zoom」でも好評を博しているバーチャル背景機能が導入されたこと。人工知能(AI)で自分の像を識別し、それ以外の背景部分をぼかす機能はすでに搭載していたが、それをさらに進め、自分のカメラ映像にデスクトップの壁紙のように好みのカスタム背景を設定できるようになった。自室が散らかっていても、気兼ねすることなくビデオ会議に参加できる。

 この機能は、「Microsoft Teams」でも利用可能。わざわざ特定の色のパネルをバックにしなくても適切に人物像だけ切り取って背景を設定できる。

 ただし、Windows 10専用のストア版「Skype」(バージョン14)では利用できないので注意したい。インストーラーを用いてセットアップするWindows デスクトップ版が必要となる。

 そのほかにも、ファイルを直接「Skype」の連絡先と共有する機能がMacでも利用可能になった。Windows版では「Skype 8.58」から利用可能。そのほかにもユーザーインターフェイスの微調整や安定性の向上などが行われている。

 「Skype」は、クロスプラットフォーム対応のコミュニケーションツール。携帯電話や固定電話への通話をサポートするほか、最大50人のグループビデオ会話、音声・ビデオ通話のリアルタイム字幕表示、スクリーンの共有、通話の録音といった機能が利用できる。Windows版はWindows 7以降に対応しており、現在公式サイト“skype.com”から無償でダウンロード可能。Windows 10ならば“Microsoft Store”からストアアプリ版を利用することもできる。