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「Skype 8.60」が公開 ~リアクションピッカーの編集やビデオ通話の3×3グリッドビューに対応

主催者がメンバーに参加禁止や退場といった処分を下せる“モデレート グループ”も

ビデオ通話の3×3グリッドビュー

 米Microsoft傘下のSkypeは5月18日(現地時間)、「Skype 8.60」を正式リリースした。デスクトップ(Windows/Mac/Linux)、モバイル(iOS/Android)、Web(web.skype.com)の各プラットフォーム向けに段階的にロールアウトされる。

 デスクトップ版「Skype 8.60」ではリアクションピッカーに表示されるリアクションをカスタマイズできるようになったほか、ビデオ通話で9人の参加者を同時に表示できる3×3のグリッドビュー、“モデレート チャット”と呼ばれる新しいグループチャットが追加された(リアクションピッカーのカスタマイズはモバイル版でも可能)。

 リアクションとは、メッセージへの反応として追加できるアイコンのこと。メッセージの横に表示されている顔アイコンをクリックすると表情やハートの絵文字がプリセットされてたピッカーが現れる。

リアクションピッカーに好みの絵文字を追加

 「Skype 8.60」では、“/addreactions”コマンドでこのピッカーに好みの絵文字を追加できるようになった。追加した絵文字を削除したい場合は“/removereactions”コマンド、リアクションをリセットしたい場合は“/resetreactions”コマンドが利用できる。

 一方“モデレート グループ”は、主催者(管理者)がメンバーを詳細に管理できる特殊なグループだ。チャットリスト上部にある[+]ボタンから作成可能で、コマンドでチャットへの参加禁止、チャットからの排除が行える。先生が生徒を集めてグループディスカッションを行う場合など、メンバーの行動を制御したいときに適している。

主催者がメンバーに参加禁止や退場といった処分を下せる“モデレート グループ”

 そのほかにも、「Skype」が最小化されてバックグラウンド動作している場合でも有効なグローバルショートカットがいくつか追加された。「Skype 8.60」ではミュートの切り替え([Ctrl]+[M]キー)、通話への終了([Ctrl]+[E]キー)、通話への応答([Ctrl]+[Shift]+[P]キー、Windows 10版は非対応)の3つがサポートされている。また、iOSではダークモードがサポートされている。