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Apple、Windows版「iTunes 12.10.7」「iCloud 7.19/11.2」をリリース

任意コードの実行など、CVE番号ベースで12件の脆弱性を修正

Apple、「iTunes 12.10.7 for Windows」を公開

 米Appleは5月26日(現地時間、以下同)、クラウドストレージ“iCloud”のWindows向けクライアントアプリ「iCloud for Windows 7.19」「iCloud for Windows 11.2」を公開した。今回のバージョンアップは、脆弱性を修正したセキュリティアップデート。20日付けでリリースされた「iTunes 12.10.7 for Windows」の修正内容も併せて公表されている。

 「iTunes 12.10.7」で修正された脆弱性は、CVE番号ベースで12件。「ImageIO」や「SQLite」、「WebKit」で発見されたセキュリティ欠陥が解決された。任意コードの実行やクロスサイトスクリプティングにつながる恐れがあるため、できるだけ早く対処しておきたい。

 一方、「iCloud 7.19」「iCloud 11.2」で修正された脆弱性はCVE番号ベースで12件。内容は「iTunes 12.10.7」と同じだ。

 Windows版「iTunes 12」「iCloud 7」は64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフトで、現在、同社のWebサイトからインストーラーをダウンロード可能。すでに導入済みの場合は「Apple Software Update」から最新版へ更新することもできる。

 「iCloud 11」はWindows 10専用で、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。「OneDrive」アプリの“Files On-Demand”機能と同等のテクノロジーなど、Windows 10ならではの機能が盛り込まれている

ソフトウェア情報

「iTunes」Windows版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.10.7(20/05/21)
「iCloud for Windows」インストーラー版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.19(20/05/26)
「iCloud for Windows」ストアアプリ版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.2(20/05/26)