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Apple、Windows版「iCloud」アプリの脆弱性に対処 ~任意コードが実行可能に

修正版の「iCloud for Windows 7.20」「iCloud for Windows 11.3」をリリース

Apple、「iCloud for Windows 7.20」「iCloud for Windows 11.3」を公開

 米Appleは8月10日(現地時間)、クラウドストレージ“iCloud”のWindows向けクライアントアプリ「iCloud for Windows 7.20」「iCloud for Windows 11.3」をリリースした。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 今回のアップデートで修正された脆弱性は、ともにCVE番号ベースで20件。「ImageIO」で任意コードの実行が可能となる欠陥、「WebKit」でコンテンツセキュリティポリシーのバイパスやユニバーサルクロスサイトスクリプティングが発生する問題、「WebKit Web Inspector」でコマンドインジェクションが発生する不具合などが対処されている。

 Windows版「iCloud 7」は64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからインストーラーをダウンロード可能。すでに導入済みの場合は「Apple Software Update」から最新版へ更新することもできる。執筆時現在、まだ配信は確認されていないが、間もなくアップデート可能になる見込み。

 一方、「iCloud 11」はWindows 10専用で、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。「OneDrive」アプリの“Files On-Demand”機能と同等のテクノロジーなど、Windows 10ならではの機能が盛り込まれている。

ソフトウェア情報

「iCloud for Windows」インストーラー版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.20(20/08/10)
「iCloud for Windows」ストアアプリ版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.3(20/08/10)