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Apple、「macOS Catalina 10.15.5」を正式リリース ~バッテリー状態の管理機能が追加
脆弱性の修正も多数、旧OSや「Windows Migration Assistant」「Safari」も対象
2020年5月27日 15:46
米Appleは5月26日(現地時間)、「macOS Catalina 10.15.5」を正式リリースした。MacBookの[省エネルギー]設定にバッテリーの状態を管理する機能が追加されたほか、グループ“FaceTime”通話で発言中の人のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御するオプションや“Pro Display XDR”に搭載の補正機能を微調整するためのコントロールが導入された。
そのほかにも、このアップデートには以下の不具合修正や改善も含まれているとのこと。
- “リマインダー”で繰り返しのリマインダーの通知が送信されないことがある問題を修正
- ログイン画面でパスワードを入力できないことがある問題に対処
- アップデートのインストール後にも“システム環境設定”の通知バッジが消えない問題を修正
- ビデオ会議アプリケーションの使用後に内蔵カメラを使おうとすると内蔵カメラが検出されないことがある問題を解決
- Apple T2セキュリティチップを搭載したMacコンピュータで、内蔵スピーカーが“サウンド” 環境設定にサウンド出力デバイスとして表示されないことがある問題に対処
- Macがスリープ状態のときにiCloudフォトライブラリからメディアファイルをアップロードおよびダウンロードする際の安定性の問題を修正
- RAIDボリュームに大容量のデータを転送するときの安定性の問題を解決
- “アクセシビリティ”環境設定で“視差効果を減らす”設定をオンにしていても、FaceTimeグループ通話でアニメーションの動作速度が遅くならない問題を修正
なお、本バージョンにはセキュリティ関連の修正も含まれている。旧OS向けのセキュリティパッチ「Security Update 2020-003 Mojave」や「Security Update 2020-003 High Sierra」を含め、修正された脆弱性の件数はCVE番号ベースで48件。サービス拒否やサンドボックス制限の回避、特権昇格、カーネルパニックの誘発、任意コードの実行、機密情報の漏洩などにつながる恐れがあり、できるだけ早い対応が必要だ。
また、「Windows Migration Assistant」や「Safari」などの同社製品にも脆弱性が発見されており、それぞれ「Windows Migration Assistant 2.2.0.0」「Safari 13.1.1」で対処されている。
「macOS Catalina」は2012年中期(Mid 2012)以降に発売されたMacに対応しており、現在[システム環境設定]ダイアログの[ソフトウェア・アップデート]セクションから無償でアップグレード可能。アップグレードの際はOSの再起動が必要となる。