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2020年6月の月例パッチを適用したWindows 10で「Microsoft Office」などが開けない問題
「アバスト」「AVG」が原因
2020年6月15日 07:00
米Microsoftは6月12日(現地時間)、今月の月例パッチを適用した「Windows 10 バージョン 1903」以降で、「Microsoft Office」が開けない問題が発生していることを公表した。
同社によると、この問題の影響を受けるのは以下のバージョンのWindows 10。累積的更新プログラム「KB4557957」「KB4560960」を適用すると、「Microsoft Office」などで“(実行ファイルのパス)が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してから、やり直してください”というエラーが表示され、アプリケーションが開けなくなるという。
- Windows 10 バージョン 2004
- Windows 10 バージョン 1909
- Windows 10 バージョン 1903
- Windows Server バージョン 2004
- Windows Server バージョン 1909
- Windows Server バージョン 1903
この問題は、特定のバージョンの「アバスト」または「AVG」が原因とのこと。最新版では修正されているという。自動更新機能によるアップデートでいずれ解決されるが、それが待てない場合はAvast社の公式フォーラムの案内に従い、「アバスト クリーンアップ プレミアム」などの再インストールを行えばよい。Windowsや「Microsoft Office」アプリのアップデートは不要だ。
お詫びと訂正: 記事初出時、“ウイルス対策ソフト”とお伝えした箇所は、「アバスト クリーンアップ プレミアム」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。