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“DeepL Pro”が日本でも開始 ~高品質なAI翻訳サービス“DeepL”の有償版
オンライン翻訳が文字数制限なし、機密性の確保が求められるケースにも対応
2020年6月16日 10:00
AI翻訳サービス“DeepL”の有償ライセンス“DeepL Pro”が、6月16日(日本時間)にスタートした。これまで提供されていた無償版と異なりオンライン翻訳が文字数制限なしで利用できるほか、ユーザーに訳文が届けられた後すぐに入出力したテキストデータが削除されるようになるなど、機密性の確保が求められるケースにも対応する。
DeepL社は、ディープラーニング(深層学習)を軸に言語向けの人工知能システムを開発している会社。2009年にドイツのケルンで設立された訳文検索エンジンの会社Lingueeが前身で、2017年夏には高品質な機械翻訳システム“DeepL翻訳”をリリース。その品質の高さで注目を集めた。今年3月には日本語と中国語にも対応している。
“DeepL Pro”は“Starter”、“Advanced”、“Ultimate”の3プランつからなる。ライセンスの価格は、最安の“Starter”の場合で月額1,200円(年払いの場合は9,000円で、月額換算750円)。データの機密性確保、オンライン翻訳の文字数制限なしといった特典に加え、上限なしの用語集、毎月5つまでのドキュメント翻訳が利用できる。“Starter”と“Advanced”は30日間の試用も可能だ。
また、APIの利用に特化した開発者向けプラン“DeepL API”(月額630円)もラインナップされている。いずれも円建てで購入できる。