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AI翻訳サービス「DeepL」のWindows向けアプリがv2.0.0に
ドキュメントを翻訳した場合のダウンロード先を指定するオプションが追加
2021年2月17日 13:16
自然な訳文が得られると人気のAI翻訳サービス「DeepL」のWindows版クライアントアプリがアップデートされ、v2.0.0となった。初のメジャーバージョンアップとなる。
「DeepL」クライアントアプリはタスクトレイに常駐し、テキストを選択した状態で[Ctrl]+[C]キーを2回押すだけで手軽にAI翻訳を利用できるシンプルなツールだ。クリップボードに格納されたテキストをクラウド翻訳サービスに送信する仕組みになっているので、Webブラウザーだけでなく、テキストエディターなどのローカルアプリでも手軽に利用できる。
クリップボードの中身が外部に送出される点は気になるかもしれないが、実際にデータが送信されるのは2回目のショートカットキーを押したときだけ。誤操作が不安な場合は、指定したアプリの利用中は無効化する除外設定や、ショートカットキーをカスタマイズする機能を使えばよいだろう
そのほかにも、「Word」や「PowerPoint」のドキュメントをドラッグ&ドロップしてまるごと翻訳する機能を備える。
リリースノートが見当たらなかったため詳しい変更点は不明だが、ユーザーインターフェイスが若干変更されたほか、ドキュメントを翻訳した場合のダウンロード先を指定するオプションが追加されたようだ。
Windows版クライアントアプリは現在、公式サイト“deepl.com”から無償でダウンロード可能。一度に翻訳できる文字数やドキュメントのサイズに制限があるが、有償プラン“DeepL Pro”(月額1,200円より)を契約するとこれらの制限なしに利用できる。“DeepL Pro”は入力したテキストを速やかに破棄するため、外部に漏洩しては困るテキストを翻訳したい場合も有償プランを契約すべきだろう。