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「Windows Terminal 1.1」がプレビュー ~フォルダーの右クリックメニューから開けるように

プロファイル設定でフォントの太さを指定可能。タブ関連でもいくつかの機能改善

「Windows Terminal 1.1」がプレビュー公開

 米Microsoftは6月18日(現地時間)、「Windows Terminal Preview 1.1」をリリースした。「Windows Terminal 1.0」が正式リリースされて以降、初めてのプレビューリリースとなる。

 「Windows Terminal」は、Microsoftが主導でオープンソース開発しているターミナルアプリ(ライセンスは“MIT License”)。DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンやUTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファーを備えたモダンな設計、複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えたり、ペインで画面分割して同時利用できるレイアウトの柔軟性、プロファイルベースの高いカスタマイズ性などが特徴だ。“GitHub”や“Microsoft Store”から無償でダウンロードできる。

 「Windows Terminal」は1カ月スパンの開発サイクルを採用しており、今回のv1.1プレビューはその最初のリリースとなる。正式リリースは来月で、そのときv1.2のプレビューがリリースされる予定だ。

 v1.1では、「エクスプローラー」の右クリックメニューからフォルダーを「Windows Terminal」を開く機能(Open in Windows Terminal)やスタートアップに登録する機能が追加される。「Windows Terminal」を常用するユーザーにとってはありがたい機能だ。

「エクスプローラー」の右クリックメニューからフォルダーを「Windows Terminal」を開く

 また、プロファイル設定でフォントの太さを指定できるようになった。現在開発が進められている「Cascadia Code」フォントのライトバージョンと組み合わせれば、よりスタイリッシュなターミナル画面が楽しめる。

プロファイル設定でフォントの太さを指定できるように

 さらに、タブ関連でもいくつかの機能改善が導入されている。まず、新規プロファイルを開く際に[Alt]キーを押しながらクリックすることで、新しいシェルを分割ペインで開始できるようになった。タブの右クリックメニューには、シェルの背景色を指定するメニューや名前を変更するオプションを追加。タブをアイコンのみのコンパクト表示するオプションも導入されている。

タブの右クリックメニューにシェルの背景色を指定するメニューや名前を変更するオプションが追加

ソフトウェア情報

「Windows Terminal」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.1671.0(20/06/18)